『錆喰いビスコ』3話 画像たっぷりな感想記事となります。
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『錆喰いビスコ』 は、瘤久保慎司による日本のライトノベル。イラストは赤岸K、世界観イラストとしてmocha。電撃文庫 (KADOKAWA アスキー・メディアワークス) より2018年3月から刊行されている。第24回 (2017年) 電撃小説大賞の銀賞受賞作。防衛兵器の暴走によって文明が崩壊した未来の日本を舞台に、「錆び風」と呼ばれる現象に悩む人類と、それに対抗する力を持つ「キノコ守り」の青年の活躍を描く。3巻までで第一部完としている。2021年10月時点でシリーズ累計発行部数は30万部を突破している。
かなり斬新な世界観や設定が分かり、より楽しくなってきましたね。
キノコ警報が発令されている。
リアルで言うまん延防止処置かな。
巨大キノコを遠くから眺め、転職しようかなとボヤく嬢。
「大変だ!先生のパンダ医院がテロにやられた!」
「それで猫柳先生は?無事なんだろうね?」
安否不明である。
下町を探すよう命じられたチロルだが、仲間に正門方面へ連れて行かれる。
「変なトコ触んな~!」
いつも変なとこ触られてんなw
少し前。
前回の命乞いシーンである。
ふざけた事言ったら思い切り踏まれる。
「にゃーーーー!!」
「怖い…こいつ怖い…」
小悪魔良いねwかわいい。
パウーとの戦闘開始。
こちらは手術完了。
だが錆が酷いので怪我を治したとしても・・・。
「持ってあと一月っていうところじゃろうのう」
術後にすぐ目覚めるジェビに衝撃を受ける。
「あの…あなたは一体…赤星さんとはどういう?」
「儂はジャビ。ビスコの…そうじゃな。差し詰め始祖ってところよ」
「なんだお前、強ぇな」
「忌浜自警団長 猫柳パウー。投稿して沙汰を待て、キノコ守り。次は頭をかち割る」
「そういう事は殴る前に言うんじゃねぇのか?投降しても殺すって顔してるぜ」
(ひでぇ錆び方してやがる…くたばりかけでこの動きか)
「俺もいい加減言い飽きたが…キノコは錆を撒くんじゃねぇ!キノコってのは…」
ここからキノコについての説明。
「錆を食って育つ、今んとこ唯一の錆の浄化手段じゃ」
ナウシカ的なやつです。
ミロはある程度分かっていた。
だから売買禁止のキノコを使って研究してたんだ。
「錆び風によって沢山の生き物が死に絶えました。でも風に耐える為に生命も進化した。外の世界にはきっと錆に適合し錆び風を力に変える生命が存在するはずだと思ったんです」
「お前さんの推理は正しい。そんでつまり、それが…」
「キノコだ!」
会話だけだとダルくなるけど、この構成は良いね。
「そんな荒唐無稽な話を誰が信じる?本当にその通りだと言うなら今すぐ日本中を錆び風から救ってみせろ」
極論である。富野節を感じるw
「テメェみてぇなのが居るからそれが出来ねぇってんだよ!」
「キノコ守りは錆の濃い所にキノコを生やすがすぐに浄化されるわけじゃぁねぇ。そうすっと傍目にはキノコが生えてる所は錆が濃いって話になる」
「それでキノコ守りが錆をばら撒いてるって噂が立って皆が迫害を…?」
これが現状である。
キノコ守りは人付き合いできないし、中には金儲けを企む悪いヤツも居るので難しいところだ。
ただ、錆が広がって得する人が居そうな感じはする。
副長も出撃。
特務部隊は失敗したとの報告を受ける。
「ま、自警の鉄棍女が殺してくれれば別にそれでも良いんだが」
パウーが使ってる武器を『コン』と呼んでるみたいだが
漢字が『塊』『棍』どちらなのか分からない。
「悪党の話など、聞く耳持たん!」
姉ちゃんが脳筋すぎる。ミロに説明されないと分からないんだろうなぁ。
バイク投げるw
爆風で吹っ飛ぶ。
こんな巨大なピンが何故あるんだ?w
ストライクw
「アイツら化物ぉ~?」
間違ってはないw
「同志を手当たり次第キノコまみれにしてキノコ守り迫害の復讐をしてやろうというのが貴様の狙いであろうが」
「俺は錆喰いを探してる」
「キノコ守りの間では英雄の死に際の祈りが生んだレイアクと伝えられてきた」
「人だろうが機械だろうが、どんな深い錆も吸い尽くす、そういうキノコだ。それで助けたいヤツが居てずっと旅してる」
忌浜はビスコにとってただの通り道。
ここでパウーと戦うのも無駄なのだ。
「でもまぁ、忌浜で収穫が無ぇわけじゃなかったぜ。良い医者が居てなぁ。世話になった。」
「猫柳っつったか?よく似てるよ。お前、ミロの知り合いか?」
「ミロに何かしたのか!貴様!ミロをどうした!?」
確かに頑固なところソックリだ。
そしてこの明らかに動揺した感じ。ミロの事になると冷静でいられない。
「何かしたか…だと?」
めっちゃ悪い顔w
これは今現在、門の近くでアクタガワが待機してる描写かな。
エリンギで逃げられた後。
「キノコ守りは死んだ土にもキノコ生やしちゃうって本当だったんですねぇ」
「バーロー。なに感心してやがる。キノコの胞子は錆の元って常識だろうが」
常識か・・・。
「おーい!髭豚ー!」
猪茂さん完全にキレてるw
「エリンギには週に一回カバの糞を巻いてやれ!砂だけじゃ育ちが悪ぃ!キノコは錆を食って育つんだ!」
めっちゃ撃つじゃんw
「人の親切を…!どいつもこいつも…!どうして聞きやがらねぇんだよぉ!」
「次はその舌…引っこ抜いてやるからなぁ!」
銭形警部的存在になったら良いなぁ。
「ジャビさん!?」
爺ちゃん死ぬのか・・・?
「何かしたらどうなんだぁ?」
「何したと思うんだ?」
「俺がなんて呼ばれてるか知らねぇのかよ!」
『人喰い』を連想させる悪いビスコ。
パウーの攻撃でピンが割れる。
ボウリングの良い音が鳴ったw
パウーの武器にキノコを生やした。
「世間話に付き合ってなけりゃ…お前の勝ちだったなぁ」
煽り中に仕込んだのかな。
思いっ切りみぞおちを蹴る。
宙に浮かせて・・・。
「卑怯な戦法だぜ。美人だから殴りにくかった」
ぐさっ。
キャッチ。
優しいところあるんだな。ミロと関係無くても助けたのか気になる。
パウーを連れてミロの元へ戻ろうとしている。
「動くな…」
「人質置いてモルトを上げろ」
モルト?
大人しく指示に従う。
フリ!
ジャビ!
「病み上がりのジジイに容赦無いのう」
「この通りよ。弾六発入っとったらしいぞい」
六発www
ミロの腕が無かったら死んでいたと。
「でもさ、生きてる儂も儂で凄くなぁい?」
お茶目だけど、しんみりさせない為の気遣いのようにも見える。前回もそうだった。
「馬鹿野郎!あんな…遺言みてぇな事言うから…俺…」
ビスコ泣いちゃった。肉親みたいなもんなんだろうね。
「ジャビさん、医者の前で死んだふりってどういう神経してるんですか?」
ジジイすげぇなw
「出来る事をしただけです。赤星さんのアンプルが効きました」
「恩人に義理を返すのはキノコ守りの掟だ。俺に出来る事は何でも言え!」
また大きな貸しができたね。
「そんな…僕はただ…」
照れちゃうwかわいい。
倒れている姉に気付く。
やったのはビスコさんですw
眠り毒の矢を刺したみたい。
「眠り毒って…赤星さん勝ったの!?パウーに?」
おそらくこの地域ではパウーが最強みたいな存在なんだろう。
明らかに効果があり、即効性もある。
イグアナ騎兵がすぐそこに迫っている。次に囲まれたらキツい。
「分ぁった。北門はすぐだ。行こう」
「ん、儂が食い止めとく。言ってきんしゃい!」
え?ジャビここで離脱?
それにしても死亡フラグ・・・。
「弾六発抜いたばかりの老いぼれがすぐ旅に出られるわけねぇだろ」
それに余命一ヶ月も体感として理解している。
ビスコは調剤が出来ない。
錆喰いを入手してもその場で調剤しなければ駄目なんだ。
「……チラ」
チラって口で言ったなwあぁ、ジャビは全てを悟った上で死んだフリからのムーブだったんだ。本当は立っているのも辛いのかもしれない。
「ん?」
「赤星さん、僕も連れて行ってください」
「テメェ、ジジイから何か吹き込まれたな?」
「聞きました。錆喰いの事、お役に立てます。調剤も出来る。あなたの傷も治せます!」
めちゃくちゃ優良物件だな。かわいいし。
「馬鹿野郎!オメェみてぇなちっと目ぇ離したら死んでそうなヤツ、誰が連れてっかよ!」
「今何でもお願いを聞いてくれるって言ったばかりです」
そう言えば・・・w
「オメェみてぇな都市育ちのガキが生きていけるほど壁の外は甘くねぇんだ。そのヌルい腕の一本二本で済む話じゃねぇんだぞ」
「それがなんだ!姉さんを…ただ一人の肉親を救えるかもしれないんだ」
「腕なんかくれてやる!首が飛んだって構うもんか!」
良い目だ。
時間的にそろそろ限界。
迷ってる場合じゃない。
「死にたくなきゃちゃんと言うこと聞け」
「キノコ守りの旅の基本は相棒同士二人一組。片方が死んだらそのまま道連れだ」
「赤星さん…!」
「それと…それだ!そのクソ面倒臭い敬語をやめろ。相棒は常に対等なんだ。俺はビスコ、お前はミロ。分ぁったかよ!」
「分かりまし…」
「……!」
かわいいw
「ぁ…分かったよ、ビスコ」
これから相棒だ!
キノコで足止め。
「達者でな、ビスコ」
ジャビ・・・。
姉は自警団に任せよう。
アンプルも大量に置いている。
「今生の別れになっかもしんねぇんだ。時間は無ぇが顔くらいよく見とけ」
優しいじゃん。
後ろでめっちゃイラついてるビスコw
「僕が必ず…必ず助けるから…」
「終わったよ、ビスコ。もう良いよ」
めっちゃ怒るじゃんw
北門は完全に封鎖している。
後ろからもイグアナ騎兵。
ジャビが援護してくれた。
頼もしいジジイだ。
これはエリンギか?
「ミロってのは…」
「アレの事か?」
「うん。強い子のミロ。母さんが付けてくれたんだって」
やっぱりだ!w
「悪ぃ名前じゃ…ねぇ!」
エリンギで跳ぶ!
いざ、外の世界へ。
Cパート。
「ニッコウセンチョウグウって言うんだ。昔にね、もう錆びちゃった戦車とかを一斉廃棄する時にこのお寺で弔って祀ったんだって」
日光東照宮を少し名前変えてる感じだ。
「だからほら、鳥居も何かの主砲みたいな筒で出来てるでしょう?」
「あの像はなんだ?屋根んとこの。猿が三匹並んでんぞ」
「見せざる聞かせざる言わせざるっていう神像なんだって。自警団の三原則だね。当時の栃木の軍規を像にしたんじゃないかって言われてる」
「凄い回復力…アクタガワも普通のカニじゃないんだな」
突然の揺れ。
「ニッコウセンチョウグウは…生きている!?」
笑ったわw
長かった導入もこれで終わり。いよいよ外の世界の話が始まる。
導入が3話あって良かったよ。無理矢理ミロを1話から出したせいで構成がイマイチとか言われてるけど、原作しらない勢としては何の不満も無いかな。
それにしても引きと次回予告が上手いw
今後はミロが戦闘で役に立つところが見たいのと、チロルの仲間入りが楽しみだ。